LEXUS TEAM LEMANS WAKO'S
WAKO'S 4CR LC500
#6 Kazuya OSHIMA / Felix ROSENQVIST
【2018 SUPER GTシリーズ】第2戦 富士スピードウェイ レースレポート
大会概要 | 2018年 スーパーGT シリーズ 第2戦 |
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大会名称 | 2018 AUTOBACS SUPER GT Round 2 FUJI GT 500km RACE |
開催日時 | 予選5月3日 (木曜・祝日) / 決勝5月4日 (金曜・祝日) |
開催サーキット | 富士スピードウェイ(1周 4.563km) 所在地:静岡県駿東郡小山町中日向694 |
同時開催レースカテゴリー | ・2018 FIA-F4選手権 第3戦&第4戦 ・ポルシェ カレラ カップ ジャパン 2018 第3戦&第4戦 ・TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race 2018 関東シリーズ 第1戦 |
主催 | 株式会社GTアソシエイション(GTA) / 富士スピードウェイ株式会社 / FISCOクラブ(FISCO-C) |
公認 | 国際自動車連盟(FIA) / 一般社団法人 日本自動車連盟(JAF) |
認定 | 株式会社GTアソシエイション(GTA) / ポルシェ カレラ カップ ジャパン 委員会(PCCJ委員会) / トヨタカーズ・レース・アソシエイション(T.R.A.) |
後援 | 経済産業省 / 国土交通省 / 自由民主党モータースポーツ振興議員連盟 / 静岡県小山町 / 御殿場市 / 裾野市 公益社団法人静岡県観光協会 / 小山町観光協会 / 御殿場市観光協会 / 裾野市観光協会 / テレビ静岡 / K-mix / FMヨコハマ |
LEXUS TEAM LEMANS WAKO'S 参戦体制
ドライバー | 大嶋 和也 おおしま かずや |
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出身地 | 群馬県 |
生年月日 | 1987年4月30日 |
体重 | 61kg |
身長 | 171cm |
血液型 | RH+A |
ドライバー | Felix ROSENQVIST フェリックス・ローゼンクヴィスト |
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出身地 | スウェーデン |
生年月日 | 1991年11月7日 |
体重 | 62kg |
身長 | 170cm |
血液型 | RH+O |
エントラント代表 | 狐塚 宣寿 |
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チーム監督 | 脇阪 寿一 |
チーフエンジニア | 田中耕太郎 |
チーフメカニック | 小倉啓悟 |
レース情報
天気 | 晴れ(予選時) | コース状況 | ドライ |
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気温 | 21度 | 路温 | 34度(14時45分) |
湿度 | 46%(14時45分) | 予選開始 | 15時15分(GT500クラス) |
SUPER GT 第2戦は国内最大級の観衆が詰めかけるゴールデンウイーク恒例の富士スピードウェイ戦。レース距離は通常より長い500kmである。
LEXUS TEAM LEMANS WAKO’Sにとっては、チームの頭脳であった山田健二エンジニアの急逝という悲しみを乗り越えての臨戦となった。
大嶋和也とフェリックス・ローゼンクヴィストのコンビが駆る#6 WAKO’S 4CR LC500は開幕戦の4位入賞でドライバーズポイント「8」を得たため、規定によって今回の富士戦では8×2=16kgのウエイトハンデを搭載して走ることになる。開幕前の合同テストでも好感触だった富士での戦い、これくらいのハンデならば表彰台、そして優勝を狙うことも充分に可能だろう。まずは予選で、少しでも前のスターティンググリッドを確保したい。
予選結果 | 2位 |
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予選ベストタイム | 1分28秒074(大嶋選手) |
予選日は濃霧によってタイムスケジュール等が大幅な変更を受け、予選方式も2段階ノックアウトではなく、20分間の通常計時1セッションとなった。
なお、山田エンジニアに代わり今回からセットアップの主軸となるのは、山田エンジニアと同じく日本レース界きっての名匠・田中耕太郎エンジニアだ。
予選開始時には晴れて、路面もドライコンディションに。2セットのタイヤが使える予選、#6 WAKO’S 4CR LC500のアタッカーは大嶋が務める。
最初のタイヤで1分28秒695をマークした大嶋は、ひとまず暫定4番手につけた。そして2セット目のタイヤでのアタックで1分28秒074へとタイムを詰める。しかし、0.170秒差でポールポジションには届かず。2番手スタートからの逆転優勝に向け、チームは照準を再セットする。
天気 | 晴れ | コース状況 | ドライ |
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気温 | 18度 | 路温 | 36度(スタート前) |
湿度 | 22%(スタート前) | ||
決勝パレードラップ開始 | 14時40分 | 決勝レース周回数 | 110周 |
大嶋和也選手&フェリックス・ローゼンクヴィスト選手
決勝結果 | 5位 |
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所要時間 | 2時間52分37秒374 |
ベストラップ | 1分31秒316(大嶋選手) |
決勝日は朝から好天。5万5000人の観衆が見守るなかでの決勝レーススタート、#6 WAKO’S 4CR LC500のステアリングを握るのは大嶋だ。
今回のレースはドライバー交代を伴うピットストップ2回以上が規則で義務付けられているので、最初と最後のスティントを大嶋が受け持ち、中盤のスティントをローゼンクヴィストがつなぐ、そういったドライバーローテーションでチームは500kmの長丁場を戦うことになる。
1〜2周目、大嶋を含むGT500クラス上位陣のなかで幾度かの順位変動が起きる。その結果、大嶋は5番手まで下がることにはなったが、その後は着実な走りでそのポジションをキープし、33周目の最初のピットストップまでトップから約10秒の圏内を走り続けた。
ローゼンクヴィストに代わった中盤スティントは、5番手ほぼ単独走行に。だが、3〜4番手のマシンとの差を次第に詰め、73周目を終えてピットへ。
ここでクルーは素晴らしい作業を展開し、1周前にピットインしていた36号車の前に出ることに成功した。さらに1周後にピットインした38号車がコースに戻ってきたのち、大嶋がこれをオーバーテイク、3番手への浮上を果たす。しかし数周後、38号車に逆転を許すことになり4番手へと後退。
さらに36号車にも迫られる厳しい展開に。大嶋は懸命に防戦したが、終盤108周目に先行され、今回は5位入賞でのゴールということになった。
次戦は鈴鹿が舞台。同週の海外レースに参戦するローゼンクヴィストが欠場となるため、チームはジェームス・ロシターを助っ人に迎え入れて戦う。
大嶋 和也選手のコメント
フェリックス・ローゼンクヴィスト選手のコメント
いい中盤スティントを走ることができたと考えています。走り始めはタイヤの内圧が適正になるまで少し時間がかかりましたけど、その後はいいペースで走れていましたからね。そしてチームが見事なピット作業をしてくれました。マシンの面では、予選での安定した速さに比べると、決勝に関して少し改善が必要な現状かもしれません。ケンジさんのことでチームにとってはタフなレースでしたが、今回もある程度のポイントを稼げたことは良かったと思います。
田中耕太郎エンジニアのコメント
2回目のピットストップ作業は本当に素晴らしかったですね。この先もみんながまとまって、今日のようないい仕事をしていけば、必ずチャンスは来ます。
そこでしっかりそれをつかめるか、そしてそれまでコツコツと、取りこぼしせずにポイントを獲っていく、そういうことがこのシリーズでは重要だと思います。
脇阪 寿一監督のコメント
精神的に厳しい状況があったなか、ドライバーがよく頑張ってくれたと思います。チームクルーのみんなも、素晴らしいピット作業をやってくれました。
ピットで順位を逆転させることができたわけですからね。健二さんに認めてもらうんだ、という気持ちが、みんなを一層ひとつにしたのだと思います。
そういう意味では健二さんに喜んでもらえるレースができましたが、5位という結果に対してはまだまだやるべきことがあるとも実感しているところです。
耕太郎さんには本当に感謝です。突然のことで、当然やりにくい部分もあっただろうと思いますけど、そのあたりのことを全部のみこんだうえで、頑張ってくれました。耕太郎さんに存分に力を発揮してもらえる環境を整えていくことが必要ですし、それが今回のことへの恩返しとも考えています。
今年はまだ表彰台がありませんが、(そのぶんハンデが昨年の今頃よりは軽いので)次の鈴鹿かその次のタイあたりで大量得点を狙いたいと思います。
シリーズランキング
大嶋和也&フェリックス・ローゼンクヴィスト | 7位/14ポイント(今回6ポイント獲得) |
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チーム部門 | 7位/20ポイント(今回9ポイント獲得) |
観客動員数
開催期間中 延べ入場者数 | 約 86,300人 |
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5月3日 木曜・祝日 (天気:小雨濃霧〜晴れ) |
31,300人 |
5月4日 金曜・祝日 (天気:晴れ) |
55,000人 |
イベントへの参加報告
ピットウォーク | 開催日程 | 5月3日 11:40~12:25 5月4日 9:50~10:40 |
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キッズウォーク | 開催日程 | 5月3日 17:35~18:35 |
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主催 | GTアソシエイション、富士スピードウェイ | |
参加者 | 大嶋和也、フェリックス・ローゼンクヴィスト |
ピットロード開放エリアにて握手&サイン会、撮影会、グッズ提供を行い、今回も沢山のお客様をお迎えすることが出来ました。
キッズウォークではお子様を対象に握手&サイン会、キッズ限定グッズなどの提供を行ないました。
予選日の朝、サーキット全体で 山田健二エンジニアへの黙祷が捧げられました
今日のコンディションに対しては、残念ながら僕たちの持ち込んだタイヤが完全に合っていたとは言えず、思っていたようなレースにはならなかったです。
終盤のマシン状態もちょっと厳しかったですね。悔しいですけど、また次に頑張るしかないと思います。健二さんにも今回はそう報告するしかないですね。
次は鈴鹿ですが、4月のテストでも良い感触でしたし、耕太郎さんと一緒にクルマをさらに良くしていって、今回の悔しさもぶつけていきたいと思います。