第6戦 鈴鹿サーキット
ZENT GR Supra
#38 立川祐路 / 石浦宏明
立川祐路 選手
⽯浦宏明 選手
レース情報
決勝結果 | 5位 |
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⻘空のもと1万9000人というファンが詰めかけ、午後1時に迎えた決勝レースに向け、チームはウォームアップで前日に続く好フィーリングを確認。立川祐路に ZENT GR Supra のスタートを委ねた。
3周目、日立オートモティブシステムズシケインで立川は #16 NSX-GT をオーバーテイク。これで ZENT GR Supra は5番手に上がる。さらに僅 差の戦いのなか、4番手を走る #19 GR Supra との差を詰めると、7周目の1コーナーでこれをオーバーテイク。今季はなかなか見られなかった、切れ味鋭い序盤戦の立川の⻤神の追い上げが披露されていった。
ここで素早く ZENT GR Supra をコースに戻せば、さらなるポジションアップも可能なはず......。そんなわずかな思いが出てしまったか。
とはいえ、リヤタイヤの作業の遅れは数秒。まだ挽回は可能なはず。ところが、フロントでも同様に作業が遅れてしまう。なんとかタイヤ交換を行いピッ トアウトした石浦の前には、本来はるか後方にいるはずの #36 GR Supra が走っていた。直後にS字で発生したアクシデントのためセーフティカーが導入されることになるが、ここで順位が整理されると、ZENT GR Supra の順位は7番手。 まさかの後退を喫してしまっていた。
ただ起きてしまったミスを嘆いていても始まらない。ここからいかに順位を取り戻すかが石浦の仕事だ。石浦はリスタート後の31周目、まずは #36 GR Supra をかわし6番手に戻すと、前を行く #64 NSX-GT に近づいていく。ただ、#64 NSX-GT は後半高いスピードを保っており、なかなか石浦にスキをみせな かった。
しかし、そんなバトルを勝ち抜くだけの周回数が残されていなかった。前の3台はいずれもウエイトハンデが軽く、つけいるスキはなかなか見られず、 ZENT GR Supra はそのまま5位でチェッカーを受けることになってしまった。
とはいえ、シーズンは残り2戦。しかも次戦の舞台は、優勝を争ったツインリンクもてぎ。TGR TEAM ZENT CERUMO は、残り2戦での必勝とチャンピ オン争いの逆転を目指し、ふたたび気を引き締めていく。
立川祐路選手のコメント
石浦宏明選手のコメント
「予定したとおりのタイミングでピットインしましたが、レース後半に向けてタイヤも自信がありました。いいアウトラップを決めれば表彰台争いは確実だろうと思っていましたが、クルマに乗り込むタイミングでナットが飛ぶシーンが見え、さらにフロ ントでもミスがありました。コースインしたときには順位を落としており、せっかく立川選手が抜いてきたクルマよりもうしろになってしまっていましたね。
とはいえ、気を取り直して自分が取り返すしかないと必死に走り、順位を上げることができました。
ただ最後に2位争いに追いつくことができ、バトルをしかけることはできたものの、それ以上順位を上げることはできませんでした。本来表彰台に乗りたいレースでしたが、その流れをチーム全体で作ることができなかったのは大きな反省点だと思います。
チーム全体がミスなくレースができるかを追求すべきだと思います。チャンピオン争いもまだ可能性はありますので、次戦もてぎに賭けたいと思います」
村田淳一監督のコメント
「今日のレースは、とにかくピット作業での遅れに集約されてしまうと思っています。セーフティカーのタイミングで上位に進出したマシンもいましたが、我々のレースとしては、ピットイン時にナットが飛んでしまったりと作業が遅 れてしまったことで、順位を落としてしまいました。
すぐ2週間後に第7戦が やってきますが、何かしらの解決策を見つけなければならないと思っています。ポイントは獲れたものの、落としたものが大きいです。とはいえランキング首位とは差は縮まったことをプラスにとらえ、次戦で優勝してさらに浮上できる ように頑張っていきたいと思います。応援ありがとうございました」
Rank | Car No. | CarName | Laps | BestLapTime |
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1 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R | 52 | 1'49.284 |
2 | 12 | CALSONIC IMPUL GT-R | 52 | 1'49.272 |
3 | 8 | ARTA NSX-GT | 52 | 1'48.387 |
4 | 3 | CRAFTSPORTS MOTUL GT-R | 52 | 1'50.358 |
5 | 38 | ZENT GR Supra | 52 | 1'49.730 |
6 | 64 | Modulo NSX-GT | 52 | 1'48.566 |
7 | 36 | au TOM'S GR Supra | 52 | 1'50.294 |
8 | 24 | REALIZE CORPORATION ADVAN GT-R | 52 | 1'50.754 |
9 | 19 | WedsSport ADVAN GR Supra | 52 | 1'49.439 |
10 | 17 | KEIHIN NSX-GT | 52 | 1'50.600 |
11 | 39 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra | 52 | 1'50.593 |
12 | 14 | WAKO'S 4CR GR Supra | 52 | 1'50.758 |
13 | 16 | MOTUL MUGEN NSX GT | 52 | 1'50.770 |
100 | RAYBRIG NSX-GT | 32 | 1'50.625 | |
37 | KeePer TOM'S GR Supra | 31 | 1'50.337 |
「ウォームアップでクルマのフィーリングは悪くないことは確認できていたので、予選の自分のミスを取り返そうと“全集中”でレースに臨みましたが、なんとか表彰台圏内まで順位を上げることができました。ただ、その後ピットで大きくミスがあり、ポジ ションを落としてしまったのは本当に残念ですし、後半は石浦選手が追い上げてくれたものの、大事なレースで望んでいた結果には結びつきませんでした。
今回も勝つつもりでいたので、次戦もてぎこそ勝ちを狙っていきたいと思っています」