和光ケミカルサポート トラック日本代表が2025 UCI トラック ネイションズカップでメダル獲得
和光ケミカルがサポートするトラック日本代表が出場した、2025 UCI トラック ネイションズカップの3日間の激闘の様子をご紹介します。
2025 UCI トラック ネイションズカップは2025年3月14日(金)から3月16日(日)までトルコ・コンヤで開催されました。
2025 UCI トラック ネイションズカップ1日目
ネイションズカップ1日目は、男子チームパシュート、男子チームスプリント、女子チームスプリント、男子エリミネーション、女子エリミネーションに参戦。男子チームスプリントは2位銀メダルを獲得。女子エリミネーションでは池田瑞紀が銅メダル獲得となりました。

(男子チームスプリント:左から 小原佑太、太田海也、長迫吉拓) ※写真提供 JCF
[男子チームスプリント]

※写真提供 JCF
[予選結果] (250m x 3周)
1位 | イギリス | 41.902 |
2位 | 日本(長迫吉拓、太田海也、小原佑太) | 42.229 |
日本は全体の2位で1回戦進出。対戦相手はドイツ。
[1回戦結果] (250m x 3周)
1位 | 日本(長迫吉拓、太田海也、小原佑太) | 42.007 |
2位 | ドイツ | 42.733 |
日本新記録でドイツに先着した日本代表は、全体の2位のタイムイギリスとの1-2位決定戦に進出。
[1-2位決定戦結果] (250m x 3周)
1位 | イギリス | 42.060 |
2位 | 日本(長迫吉拓、太田海也、小原佑太) | 42.194 |
日本代表は、1走、2走と先行したものの、3走で逆転を許し僅差の2位、銀メダル獲得となりました。
[女子エリミネーション]

※写真提供 JCF
[決勝結果]
1位 | ACEVEDO MENDOZA Yareli(メキシコ) |
2位 | van BELLE Lisa(オランダ) |
3位 | 池田瑞紀(日本) |
日本の池田は、3位銅メダル獲得となりました。
[男子エリミネーション]
[予選結果]
16位 | 松田祥位(日本) |
日本の松田は、チームパシュートの1回戦を直後に控えた中での参戦ということもあり、予選16位で決敗退。決勝に進むことができませんでした。
[男子チームパシュート]

※写真提供 JCF
[予選結果] 4km(250m × 16周)
1位 | アメリカ | 3:47.870 |
2位 | オーストラリア | 3:47.963 |
3位 | ニュージーランド | 3:48.433 |
5位 | 日本(兒島直樹、橋本英也、松田祥位、窪木一茂) | 3:50.327 |
日本は予選を全体の5位で通過。イタリアとの1回戦に臨む。
[1回戦結果] 4km(250m × 16周)
1位 | イタリア | 3:52.288 |
2位 | 日本(兒島直樹、橋本英也、松田祥位、窪木一茂) | DNF |
1回戦に進出した日本であったが、橋本と兒島が落車、残念ながらレースはDNFとなりました。
[女子チームスプリント]

※写真提供 JCF
[予選結果] (250m x 3周)
1位 | オランダ | 45.777 |
6位 | 日本(酒井亜樹、佐藤水菜、仲澤春香) | 47.733 |
日本新記録となった日本代表は、全体の6位で1回戦進出。対戦相手はドイツ。
[1回戦結果] (250m x 3周)
1位 | ドイツ | 46.222 |
2位 | 日本(酒井亜樹、佐藤水菜、仲澤春香) | 48.141 |
日本はドイツに先着を許して敗退。全体の6位でレースを終えました。
2025 UCI トラック ネイションズカップ2日目
ネイションズカップ2日目は、男子ケイリン、男子オムニアム、女子スプリント、女子マディソンに参戦。男子ケイリンは中野慎詞、男子オムニアムでは窪木一茂が共に3位、銅メダルを獲得となりました。女子スプリントでは、佐藤水菜が準々決勝で敗退したものの、予選の200タイムトライアルで10秒170と自身が持つ日本記録を更新しました。

(男子オムニアム:窪木一茂/3位 銅メダル) ※写真提供 JCF
[男子ケイリン]

※写真提供 JCF
[1回戦結果] (250m x 6周)
1位(2組) | 中野慎詞(日本) | -- |
2位(3組) | 山﨑賢人(日本) | +0.020 |
中野は1位で勝ち上がり2回戦進出。山崎は2位で1回戦敗者復活戦へ。
[1回戦敗者復活戦結果] (250m x 6周)
1位(1組) | 山﨑賢人(日本) | -- |
山崎は敗者復活戦を1位で勝ち上がり2回戦へ進出。
[2回戦結果] (250m x 6周)
1位(2組) | 中野慎詞(日本) | -- |
4位(2組) | 山﨑賢人(日本) | +0.430 |
2回戦、山崎は4位で7-12位決定戦へ。中野は1位で1-6位決定戦にそれぞれ進出。
[7-12位結果] (250m x 6周)
1位 | HOFFMAN Leigh(オーストラリア) | -- |
2位 | 山﨑賢人(日本) | +0.249 |
3位 | ESOW Esow(インド) | +0.316 |
山崎は7-12位決定戦で2位となり、全体の8位でレースを終えました。
[1-6位結果] (250m x 6周)
1位 | SAHROM Muhammad Shah Firdaus(マレーシア) | -- |
2位 | VIGIER Sebastien(フランス) | +0.018 |
3位 | 中野慎詞(日本) | +0.067 |
接戦となった1-6位決定戦、中野は最後まで詰め寄ったが惜しくも3位、銅メダル獲得となりました。

(1-6位決定戦:中野慎詞)

(敗者復活戦:山﨑賢人)

(1回戦:中野慎詞)

(1回戦:山﨑賢人)
※写真提供 JCF
[男子オムニアム]

※写真提供 JCF
[結果]
1位 | DORENBOS Yanne(オランダ) | 170pt |
2位 | BARRY Ashlin(アメリカ) | 169pt |
3位 | 窪木一茂(日本) | 148pt |
3種目を終えて3位につけていた窪木であったが、最終のポイントレースでは思うようにポイントを積み上げることができず、逆に上位勢にポイント差を広げられて3位でフィニッシュ。銅メダル獲得となりました。
[女子マディソン]
[決勝結果] 30km(250m x 120周)
1位 | デンマーク | 53pt |
2位 | ドイツ | 43pt |
3位 | ニュージーランド | 43pt |
6位 | 日本(池田瑞紀、垣田真穂) | 12pt |
池田・垣田コンビで臨んだ日本は先頭と同一周回で健闘したが、全体の6位でレースを終えました。
[女子スプリント]

(佐藤水菜)

(仲澤春香)
※写真提供 JCF
[1回戦結果]
1位 | THOMAS Lowri(イギリス) | 〇 |
2位 | 仲澤春香(日本) | +0.206 |
予選を24位で通過した中澤ではあったが、1回戦で先着を許しここで敗退。
[2回戦結果]
1位 | 佐藤水菜(日本) | 〇 |
2位 | MOHD ASRI Nurul Izzah Izzati(マレーシア) | +0.237 |
予選を2位で通過した佐藤は2回戦から登場。マレーシアに先着して準決勝へ進出。
尚、佐藤は予選の200タイムトライアルで10秒170と自身が持つ日本記録を更新しました。
[準々決勝結果]
1位 | LYSENKO Alina(AIN(個人参加)) | 〇 | 〇 | -- |
2位 | 佐藤水菜(日本) | +0.012 | +0.089 |
準々決勝、佐藤は2本先取されて惜しくもここで敗退となりました。
2025 UCI トラック ネイションズカップ3日目(最終日)
ネイションズカップ3日目(最終日)は、女子ケイリン、女子オムニアム、男子スプリントに参戦。
女子ケイリンでは、世界チャンピオンとして参戦した佐藤水菜が3位、銅メダル獲得となりました。

(女子ケイリン:佐藤水菜/3位 銅メダル) ※写真提供 JCF
[女子ケイリン]


※写真提供 JCF
[1回戦結果] (250m x 6周)
1位(2組) | 佐藤水菜(日本) | -- |
2位(4組) | 仲澤春香(日本) | +0.144 |
佐藤は1位で勝ち上がり2回戦進出。中澤は2位で1回戦敗者復活戦へ。
[1回戦敗者復活戦結果] (250m x 6周)
3位(5組) | 仲澤春香(日本) | +0.068 |
中澤は敗者復活戦を勝ち切れず3位。ここで敗退となりました。
[2回戦結果] (250m x 6周)
1位(2組) | 佐藤水菜(日本) | -- |
2位(2組) | YUAN Liying(中国) | +0.080 |
3位(2組) | LYSENKO Alina(AIN(個人参加)) | +0.142 |
佐藤は2回戦も1位で勝ち上がり、1-6位決定戦に進出。
[1-6位結果] (250m x 6周)
1位 | GROS Mathilde(フランス) | -- |
2位 | JABORNIKOVA Veronika(チェコ) | +0.091 |
3位 | 佐藤水菜(日本) | +0.141 |
佐藤は後方から追い込む展開となったが、最後まで詰め切れず3位、銅メダル獲得となりました。
[女子オムニアム]

※写真提供 JCF
[結果]
1位 | WOLLASTON Ally Maree(ニュージーランド) | 128pt |
2位 | van BELLE Lisa(オランダ) | 115pt |
3位 | VALGONEN Valeria(AIN(個人参加)) | 113pt |
7位 | 内野艶和(日本) | 83pt |
1種目目のスクラッチを1位で終えて幸先いいスタートとなったが、2種目目以降が思うようにポイントを積み上げることができず、最終的に全体の7位でレースを終えました。
[男子スプリント]

(中野慎詞)

(山﨑賢人)
※写真提供 JCF
[1回戦結果]
1位 | 中野慎詞(日本) | 〇 |
2位 | BECKHAM David(インド) | +0.264 |
予選を9位で通過した中野の1回戦は余裕を持って先着、2回戦進出となりました。
1位 | 山﨑賢人(日本) | 〇 |
2位 | DAKIN Sam(ニュージーランド) | +0.003 |
予選を17位で通過した山崎の1回戦は僅差で先着、2回戦進出となりました。
[2回戦結果]
1位 | 中野慎詞(日本) | 〇 |
2位 | PHILLIP Njisane(トリニダードトバゴ) | +0.095 |
1位 | RICHARDSON Matthew(イギリス) | 〇 |
2位 | 山﨑賢人(日本) | +0.937 |
中野は2回戦も無事に突破して準決勝へ進出。山崎は2回戦敗退となりました。
[準々決勝結果]
1位 | RICHARDSON Matthew(イギリス) | 〇 | 〇 | -- |
2位 | 中野慎詞(日本) | +0.171 | +0.401 |
準々決勝、中野は2本先取されて惜しくもここで敗退となりました。
今後の予定
トラック日本代表は、4月に香港での国際大会、5月には国内での国際大会(ジャパントラックカップ)に参戦を予定しています。